ハーバルアストロロジー

 

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ハーバルアストロロジー

こちらのコーナーでは毎月一回アロマテラピーとハーブに関した内容を「ハーバルアストロロジー」として占星術の視点から今月のエッセンシャルオイルやハーブをご紹介していくコーナーです。

担当していただく先生はアロマセラピーサロン<Naturalis>主宰 岸 延江先生です。

先生の植物や占星術に対して幅広い知識をこちらでご紹介させて頂きます。

 

☆Asteridea☆ ハーバルアストロロジー【第13回】  ☆ 牡羊座*Aries

岸 延江(アロマセラピーサロン<Naturalis>主宰)

 

 

 ちょうど一年前の牡羊座の領域から始まった*☆*Asteridea*☆*と共に<ハーバルアストロロジー>も一周年を迎えることが出来ました。時の進みは皆に平等なはずなのに、年を重ねるごとに早く感じる。誕生したての赤ちゃんや子供の一年の成長は目覚ましいものがありますが、大人になると大した変化を感じることなく時が過ぎ去っていくのを感じ、驚くということを体感することも多いでしょう。体感する時間の観念はそれぞれでも、当たり前のことですが私たちは去年と同じではないのです。体中の細胞が入れ替わるように、人の内面も変化し成長します。それは宇宙にちりばめられた天体の運行のように粛々と行われているのです。
日本が位置する場所で日照時間が長くなったと感じる頃、春分の日を迎えます。そうするといよいよ<牡羊座>の領域に入ります。

占星術では一般的に<牡羊座>を表現する時は、陽の要素を持ち活動宮の区分であり、火の元素をもち、そして支配星が火星ということを踏まえて、かなり積極的なキーワードをイメージされることが多いのではないでしょう。確かに牡羊座の領域に太陽はじめ天体を持たれる方々は要素を持つ方は、そのあたりの才能にたけ、自然と行動され表現されていることが多いのではないでしょうか?スポーツ選手や起業家の方に必須不可欠な要素でしょう。直感力にも優れ、動物的な勘を得意とし行動に結びつけるでしょう。ネイタルチャート(出生図)で太陽が牡羊座にある方は勿論、その他の特に月・水星・金星・火星をお持ちの方は顕著に天体ごとのテーマを持って行動され、テーマが与えられると思います。私は何もないと思っている方も、実は牡羊座が関わっているハウスやアセンダントの在り様にそのテーマが出てくるので、その強弱はあるもののまるっきり無関係ではないのです。
まずは流れに乗って、牡羊座のテーマを実行することも今の時期は良いでしょう。とはいえ、この時期は年度末であり、卒業シーズンと何事にも節目の時。しかし<終わり>ということは<始まる>ということのメッセージなのです。
さあ、あなたは何を始めますか?新年に思っていてもスタートしそこなった事やまだ企画中という事でも、新月のスタートのタイミングを外してしまったことでもよいでしょう。考えるだけで始めることをしないものはいつまでもそのままです。失敗が怖い?いえ、実は失敗こそが成功の近道とも言われます。やって無駄なこと、経験して無駄なことはないと言われますし、経験することはその人にとっての財産となるでしょう。但し、そのエネルギーが満載なシーズンなので、暴走だけは注意が必要です。

対応するハーブは支配星の火星に由来するものが多いのが特徴です。火星に由来するものはスパイス系のものが多く、辛味や酸味を持ち、気分をピリッとさせてくれるモノが多いのが特徴でしょう。ブラックペッパー、ホットペッパー、ジンジャーはじめガーリック、オニオン、ホップ、ラディシュ、ホーソーン、チャイブ等がありますが、血行を促進してくれる効果が期待できる反面、モノによっては多量摂取すると消化器系に負担をかけるので注意しましょう。精油があるジンジャー、ブラックペッパーも多量塗布や希釈率が高いと肌に負担をかけるので注意が必要です。オススメの希釈率は0.5~1%ですが、マイルドな精油とブレンドすることでそのリスクは避けることが可能になるでしょう。

本編はニコラス・カルペパーのコンプリートハーバルを中心にご紹介しています。16世紀のイギリスの本草学のため、日本では入手しにくいものや逆に今は一般的でも当時は入手困難だったのか記載がないものも多々ありますが、その中で記載もあり日本でも入手しやすいものを少しご紹介させていただきます。

*山査子(サンザシ:英名 ホーソーン)   
 日本の童話にも出てくる中国原産のハーブです。初夏に花を咲かせ秋には赤い実をつけ、ハーブティーにブレンドしたり、調理に使ったり、アルコールに漬けて飲用や食用として使われてきました。消化器系のトラブルに良いと言われます。

*ラディッシュ
 ちょっと辛味を感じるハーブです。サラダなどで食用されると良いでしょう。

*チャイブ
  サラダや肉料理・魚料理のアクセントづけに。

但し、牡羊座の要素が満ち足りている時は対向星座のハーブである、ラヴェンダーやフェンネル、マージョラムを取り入れると良いでしょう。

火星を支配星に持つ牡羊座のハーブの中で精油として活用できるのはかなり限られますが、ジンジャー、ブラックペッパーなどは入手しやすいので、ブレンドオイルとしての活用が可能です。

 

牡羊座の領域での精油のオススメブレンド

精油のブレンドではジンジャーを使ったものをご紹介します。ちょっと甘みを感じる香りを持ちます。(精油とキャリアオイルのブレンド配合率は過去の項を参考にしてください)

@牡羊座のパワーを活用したい時
 ジンジャー 1滴   スィートオレンジ 3滴  フランキンセンス2滴

@行き過ぎる気持ちを抑えたい時
 ジンジャー1滴    フェンネル 2滴   マンダリン 3滴

 この時期、春の訪れとはいえまだまだ気温が一定しない日もあるでしょう。冷えはバランスを崩す大きな要因となります。ちょっと冷えたなと感じたら早めにジンジャーティーやジンジャーを意識したメニューを取り入れてみると良いでしょう。

時期を意識して、まずはスタートを!

始めるという行為がなければ何も始まりません。

追記:<赤>は火星的な色と言われます。赤の色を持つハーブや食材も牡羊座のメッセージを共有していると言われます。

 

 

suger岸 延江プロフィール

IFA認定アロマセラピスト、英国占星術協会会員 薫物屋香楽認定香司

都内にてアロマセラピーサロン<Naturalis>主宰

著書<星が導き出すハーバルアストロロジー>

 

HP アロマセラピーサロン<Naturalis> http://www.naturalis.jp/